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【SM・USUM】第7世代におけるミクルの実の考察【命中率補正】

更新日:

解禁されたきのみの詳細と受け取り方

【対象ソフト】『ポケットモンスター サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』
【プレゼント期間】2019年1月8日(火)13時~9月3日(火)8時59分
【プレゼント内容】ナゾのみ/ミクルのみ/イバンのみ/ジャポのみ/レンブのみ
【ふしぎなカードの受け取り方法】インターネットで うけとる

ポケモン公式サイトの情報はこちら

ナゾのみ 効果抜群の技を受けたあとHPを最大HPの1/4回復する
ミクルのみ HPが1/4以下になった後、次の行動で一度だけ命中が1.2倍になる
イバンのみ HPが1/4以下になった後、次の行動で先制できる(優先度は変化なし)
ジャポのみ 物理技を受けた時に相手に最大HPの1/8ダメージを与える
レンブのみ 特殊技を受けた時に相手に最大HPの1/8ダメージを与える

ウルトラサンムーンだけではなく、サンムーンでも受け取れるようです。

受け取り方の詳細はこちら(ポケモン公式サイト)

 

第7世代の新要素とミクルの実の考察

イバンの実の記事に合わせて「第7世代におけるミクルの実の考察」なんて名前を付けましたが、そもそもミクルの実って世代に関係なくあまり考察されてない…?

面白い効果ではあるのですが、活用が難しい木の実です。

 

ミクルの実の効果

HPが1/4以下になった後、次の行動で一度だけ命中が1.2倍になる

どうも命中1段階上昇(約1.33倍)よりも補正倍率が低いようです。

また、しぜんのめぐみで使用したときは威力100の岩物理技になります。

 

命中を上げる持ち物比較

持ち物 補正倍率 備考
こうかくレンズ 1.1倍 常時適用
フォーカスレンズ 1.2倍 後攻時のみ
Zクリスタル 必中 攻撃技のみ。任意のタイミングで発動可能。一度限り。攻撃技の追加効果は消える
ミクルのみ 1.2倍 HP1/4以下の時。一度限り。この中では唯一の消費アイテム

発動条件に対して効果が控えめ過ぎませんか。

 

第7世代ではZ技という命中カバー手段の登場

第7世代では低命中をカバーする手段としてZ技が登場。

好きなタイミングで発動できるうえ、攻撃技は命中1.2倍どころか必中になり威力も大幅に上がるという優れもの。

ミクルの実の命中上昇効果が永続ならまだ差別化できたのですが、現実は一度限り。

ミクルの実はZ技と異なり攻撃技の追加効果を失いませんが、追加効果が強力な技(電磁砲など)の補助としては控えめすぎる補正倍率が足を引っ張ります。

細かい差異はあれど、攻撃技の命中補助としては圧倒的にZクリスタル>ミクルの実と言っていいと思います。

 

また、Z技化した場合に命中1段階上昇効果が付く補助技により、従来つめとぎ/とぐろをまく/じゅうりょくを覚えなかったポケモンが命中上昇手段を得ている点も見逃せません。

Z技化で命中1段階上昇の効果が追加される技は以下の通り。

まねっこ
まるくなる
きりばらい
きあいだめ
ものまね
あまいかおり
トリックルーム

覚えるポケモンが限られる上に技枠を一つ割く必要があるものの、任意のタイミングで使える/命中の上昇率で勝る(約1.33倍)/効果が持続するなどミクルにない強みも多々存在します。

 

ミクルの実の使い方

上記のZ技との比較も踏まえた上で、ミクルの実ならではの活用法を考えると

①ダブルバトルで味方に投げつけてもらう

②補助技の命中率を上げる目的で使用する

③特性「しゅうかく」で複数回の使用を狙う

④「かるわざ」「アクロバット」「ゲップ」などと組み合わせる

⑤しぜんのめぐみで威力100の岩物理技として活用する

といった方法が考えられるでしょうか。

 

①は組み合わせ次第で活用できそうですが命中補助なら「じゅうりょく」等のサポートも可能なため、弱点保険の発動トリガーを兼ねる等の工夫も欲しいところ。

②に関してはミクルの実の発動条件と微妙な命中補正倍率が合わさり使いどころが難しいです。広角レンズとフォーカスレンズの存在も気になります。

③はオボン等の他の木の実が強力なため厳しいか。HP4分の1の状態で複数回行動できるのかという問題もあるほか、粉技を覚えるナッシーはZトリックルームという命中上昇手段を備えているのも気がかり。

④は命中上昇アイテム唯一の消費アイテムという点を活かせるものの、今世代登場の〇〇シードやアッキの実などの簡単に条件を満たすことのできる持ち物と比べミクルの実の発動条件が足を引っ張ります。

⑤がおそらく最も使いやすい使い方。ミクル+しぜんのめぐみが岩物理最大打点となるポケモンが存在し、特にリーフィアやウツボットといった特性ようりょくそのポケモンならメガリザードンYへのメタ技として活用できます。

 

しぜんのめぐみの弾としてのミクルの実

ミクルの実を持たせた際のしぜんのめぐみは威力100の岩物理技になります。

これはヨロギやウイを持たせた際の威力80を上回る最高値。

しぜんのめぐみを覚えるポケモンには岩物理技を覚えないポケモンも多く存在し、岩技を仕込みたい場合の選択肢になります。

 

以下はしぜんのめぐみ時に岩タイプになる木の実の比較

ミクルの実 ウイの実 ヨロギの実
威力 100 80 80
発動時の効果 命中1.2倍 HP半分回復&性格により混乱 岩技ダメージ半減
発動条件 HP1/4以下 HP1/4以下 岩技を受ける(岩弱点の場合)

※ゴスのみ(威力90)は未解禁

 

これらを踏まえると

ミクルの実は最大威力を出せる反面、通常の効果は活かしにくい。

ウイの実は通常の効果が優秀な反面、特攻下降補正の性格だと混乱してしまう点が物理技である自然の恵みと噛み合わない。

ヨロギの実は通常の効果はポケモンによって利用の可否が分かれ、岩弱点でなければしぜんのめぐみ以外で木の実が消費されないメリットとも取れる。

といったところでしょうか。

 

総評

発動条件と微妙な命中補正倍率が相まって使いどころが難しい…。特性「くいしんぼう」のポケモンなら発動条件を緩和できるものの、緩和したところで発動タイミングを任意に選べるわけではないのは困りもの。

最もシンプルに使いやすそうなのはしぜんのめぐみ用に持たせる使い方でしょうか。

単に高威力の攻撃技の命中補助ならZクリスタル、それ以外の技には発動条件の緩い広角レンズ&フォーカスレンズの壁が厚いです。

 

イバンの実の考察記事↓

【SM・USUM】第7世代におけるイバンの実の考察【がんじょう】

 

レンブのみの考察記事↓

【SM・USUM】第7世代におけるレンブの実の考察

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