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オドリドリ(ぱちぱちスタイル)の種族値/特性/弱点
4つの姿を持つオドリドリ。今回考察するのはサンダーやボルトロスたちと同タイプのぱちぱちスタイルのオドリドリです。固有特性と暴風こご風習得により個性はじけるポケモンです。
オドリドリ(ぱちぱちスタイル)
種族値
75 | 70 | 70 | 98 | 70 | 93 |
特性:おどりこ
タイプ:でんき/ひこう
4倍 | |
---|---|
2倍 | こおり/いわ |
等倍 | ノーマル/ほのお/みず/でんき/どく/エスパー/ゴースト/ドラゴン/あく/フェアリー |
1/2 | くさ/かくとう/ひこう/むし/はがね |
1/4 | |
無効 | じめん |
オドリドリの調整・技構成
特性 | おどりこ |
---|---|
性格 | おくびょう(A↓S↑) |
持ち物 | ヒコウZ |
努力値 | H196 B252 C36 D4 S20 |
Hは16nー1。HBは陽気メガルカリオのインファイトや意地メガボーマンダのすてみ2耐え。Sは準速75族と同速で、1段階上昇で最速120族(メガボーマンダ)抜き。
持ち物は電気タイプ唯一の暴風習得ポケモンという個性を伸ばすヒコウZ。メガルカリオやウルガモスに放ちます。
ちなみに、性格ずぶといでも努力値の振り方を変えることで同じステータスにできます。
技 | 備考 |
---|---|
めざめるダンス | 威力90の電気特殊技になります。 |
ぼうふう | 電気タイプでは唯一習得。Z技化で必中。 |
こごえるかぜ | 電気タイプで他に覚えるのはランターンのみ。 |
ちょうはつ | 積みアタッカーと組んでいる起点作り役への妨害。 |
フォルムチェンジの都合上か、めざめるダンス以外の電気技やねっぷうは覚えません。
しかし電気タイプ唯一の暴風使いという個性が光ります。
優秀な補助技も数多く覚え、4枠目ははねやすめやおいかぜ、フェザーダンスなどと選択。
おどりこによるコピーがうまくいく前提ならバトンタッチも選択肢ですが、腐りやすいです。
ダメージ計算
後日加筆
オドリドリ(ぱちぱち)の考察・立ち回り
特性おどりこにより、唯一無二の動きが可能なポケモンです。
特性「おどりこ」について
他のポケモンが踊りの技を使った場合、直後にオドリドリが同じ技を続けて使用する特性です(自分の行動を消費しない)
対象技は以下の通り
積み技 | つるぎのまい/ちょうのまい/りゅうのまい |
攻撃技 | はなびらのまい/ほのおのまい/めざめるダンス |
その他 | フェザーダンス/フラフラダンス/みかづきのまい |
つるぎのまいはコピーしてもバトンタッチや物理技を搭載しない限りオドリドリにとってうまみがないですが、りゅうのまい、ちょうのまいについてはオドリドリにも恩恵があります。
主にダブルで味方のちょうのまいやはなびらのまいをコピーする用途で使用されているようですが、シングルでも有効な場面は存在します。
詳細は後述。
おどりこ・ぼうふう・こごえるかぜという個性
おどりこが唯一無二の個性であるのはもちろん、暴風やこごえるかぜの習得も光ります。
暴風は電気タイプで唯一、こごえるかぜも電気タイプではオドリドリとランターンのみ習得可能と、これらの技の搭載だけでとりあえず他の電気タイプに真似できない構成が可能です。
単に習得が珍しいだけでなくおどりこ+こごえるかぜの組み合わせは実用面でも独特な動きを可能にします。りゅうのまいを積む自身より早いポケモンに対し、りゅうのまいコピー+こごえるかぜによりSを逆転できるのです。
これによりボーマンダの「りゅうのまい→先制はねやすめで氷2倍に軽減しつつ回復」という動きを許しません。
また、暴風の火力もC特化霊獣ランドロスのめざめるパワー飛よりも高く、飛行技としてZ技化できる点も合わさり飛行技の火力は電気タイプ随一で、ウルガモスを対面orちょうのまいへの後出しからの突破を可能にしています。
Aガラガラやメガフシギバナへの打点を持つ電気タイプであるのは嬉しいところ。
メジャー所への立ち回り
対メガボーマンダ
A特化すてみ2耐え可能&こごえるかぜで確定2発。
りゅうのまいに後出しした場合、こちらもりゅうのまいコピーでSが上昇するため、すてみを耐えてこごかぜ→上からこごかぜで突破可能。
対メガギャラドス
こちらのめざめるダンス×2で高乱数で突破できますが、陽気メガギャラドスのこおりのキバで90.2%の乱数2を取られます。
今回の調整ではこごかぜ+αの削りで後続の負担を減らすのが精一杯ですが、仮にもでんきタイプなのでギャラドスの方から進んで出てくることはあまり無いはず。
ギャラドスへの役割を意識するなら最速ギャラドス抜きまでSを振りたいところ。その場合、失われる耐久は持ち物をオボンにする等でカバーを。
対メガルカリオ
陽気メガルカリオのインファ2耐え可能で、Zぼうふうで93.7%の高乱数1を取れます(インファで耐久が下がっていれば確定1)
特殊型のきあいだまは2耐えできませんが、外しがあるので突破の可能性は一応あります。
なお、つるぎのまいはコピーしてもうまみがなく、わるだくみはコピーできません。
メガルカリオと組んでいることの多いカバルドンに挑発を撃てるのはサンダーにはない強みです。
対ウルガモス
対面からなら特化だいもんじを耐えてZぼうふうで突破。ホノオZは確定、ノーマルZは高乱数1を取られるので厳しいですが、それ以外は1耐え可能です。
ちょうのまいが読めるなら舞に対して後出し可能。こちらのCDSも上昇するので互いに確定数の変化はなく、突破した後にステータスの上昇したオドリドリが残る分おいしいです。
現在最も採用率の高い炎技はコピー可能なほのおのまいであるのも嬉しいところ。
ウルガモスに強めなのは、下手をすれば起点にされるサンダー&ボルトロスとの差別化点です。
総評
考察開始前は「サンダーやボルトロスの壁が厚いんだろうなぁ…」と思っていたのですが、習得技のラインナップが非常に個性的で、独自の活躍が可能なポケモンでした。
特性「おどりこ」もぱちぱちスタイルの耐性や攻撃範囲と噛み合い個性的な立ち回りを可能にしています。
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