目次
ロズレイドの種族値/特性/弱点
メガフシギバナの陰に隠れがちなものの、第7世代ではカプ系(テテフ除く)という役割対象が増えました。フェアリー環境による毒タイプの地位向上は、毒への打点を持つ毒タイプであるロズレイドにとって嬉しい傾向です。
ロズレイド
種族値
60 | 70 | 65 | 125 | 105 | 90 |
特性:しぜんかいふく/どくのトゲ/テクニシャン
タイプ:くさ/どく
4倍 | |
---|---|
2倍 | ほのお/こおり/ひこう/エスパー |
等倍 | ノーマル/どく/かくとう/じめん/むし/いわ/ゴースト/ドラゴン/あく/はがね/フェアリー |
1/2 | みず/でんき/かくとう/フェアリー |
1/4 | くさ |
無効 |
ロズレイドの調整・技構成
特性 | テクニシャン |
---|---|
性格 | ひかえめ |
持ち物 | とつげきチョッキ |
努力値 | H188 B68 C252 |
特性は個性を伸ばすテクニシャン。
チョッキを持つことでメガフシギバナよりも一回り高い特殊耐久を得ることができます。
Bに振ることでキノガッサの岩石封じが47.2%の乱2。微妙な乱数ですが、岩石封じの命中率やヘドロ爆弾の毒付与率まで考えればそれなりに分のいい勝負になります。
技 | 備考 |
---|---|
くさむすび | テクニシャンで軽い相手にもある程度ダメージが出る。 |
ヘドロばくだん | 対草、フェアリー。 |
めざめるパワー炎 | テクニめざパはロズレイドの個性。 |
じんつうりき | 対毒。ほぼ王冠必須な厳選難易度に。 |
めざパは地面や氷も選択肢ですが、今回はナットレイやテッカグヤへの打点となる炎で考察。
じんつうりきは差別化だけでなく実用面でも有用です。役割範囲の増加に貢献し、バシャーモ等への交代読みの選択肢になります。
草技はエナジーボールやギガドレイン、リーフストーム等と選択。特にウォッシュロトムを意識するならくさむすび以外が優勢です。
ダメージ計算
与ダメージ
くさむすび
HD特化カバルドンに90.2~106.9%(43.7%の乱1)
無振りバンギラス(砂補正有)に83.4~99.4%(確2)
HD特化トリトドンに122.9~148.6%(確1)
ヘドロばくだん
HAチョッキカプ・ブルルに131.0~155.9%(確1)
無振りカプ・コケコに142.0~169.6%(確1)
H振りカプ・レヒレに75.7〜89.2%(確2)
※瞑想1積みでも確定2発
H振りマリルリに95.6~113.0%(68.7%の乱1)
H4振りボルトロスに63.8~75.4%(確2)
H振りウォッシュロトムに49.6~59.2%(99.6%の乱2)
めざめるパワー炎
HD特化メガハッサムに90.3~108.4%(43.7%の乱2)
H振りナットレイに108.2~128.1%(確1)
HD特化ナットレイに79.5~95.0%(確2)
H振りテッカグヤに53.9~63.7%(確2)
じんつうりき
H振りドヒドイデに47.1~56.0%(73.4%の乱2)
H振りメガフシギバナに44.9~53.4%(33.2%の乱2)
無振りメガゲンガーに75.5~90.3%(確2)
被ダメージ
※カプ系はフィールド補正込みで計算
対物理
A特化マリルリのじゃれつく 37.7~45.2%(確3)
A特化マリルリのアクアジェット 16.9〜20.1%(乱5)
A特化キノガッサのがんせきふうじ 45.9~54.0%(47.2%の乱2)
A特化カプ・ブルルのウッドハンマー 33.9~39.6%(確3)
A特化カプ・ブルルのストーンエッジ 50.3~59.7%(確2)
A特化カプ・ブルルのしねんのずつき 80.5~95.5%(確2)
A特化テッカグヤのヘビーボンバー 76.1~90.5%(確2)
対特殊
C振りカプ・コケコの10万ボルト 18.8~22.6%(86.7%の乱5)
C振りカプ・コケコのめざめるパワー氷 22.6~27.6%(50.1%の乱4)
C特化カプ・レヒレのムーンフォース 14.4~16.9%(乱6)
C特化カプ・レヒレのれいとうビーム 37.7~45.2%(確3)
C特化霊獣ボルトロスのめざめるパワー氷 33.9~40.2%(確3)
C振りメガゲンガーのシャドーボール 33.9~40.2%(確3)
C特化メガフシギバナのめざめるパワー炎 28.9~35.2%(9.2%の乱3)
ロズレイドの考察・立ち回り
メガフシギバナとの差別化点①:火力
ロズレイドにとって避けては通れないメガフシギバナとの比較ですが、CSの数値についてはメガフシギバナを上回っています。
そして今作ではメガフシギバナ(S80族)よりも早くロズレイド(S90族)よりも遅く、高耐久の持ち主という役割対象が一体。
S85族のレヒレさん。
瞑想1積みカプ・レヒレに対してもちょうど確2が取れるのは嬉しいところ。
また、テクニシャンによるフォローが効くことから、一部の相手には連発できる高火力技となるくさむすびが採用しやすいのもロズレイドの個性。厄介なカバルドンもH振り程度なら確定1で、トリトドンのような軽めの相手にもテクニ補正である程度の火力を確保できます。
メガフシギバナとの差別化点②:毒や鋼への高打点
メガフシギバナが止まりやすい毒や鋼に対して、ロズレイドはじんつうりきとテクニめざパにより打点を持つことができます。
現環境では強力なフェアリーが多く、それらのフェアリーに優位に立てる鋼と毒の地位が向上しています。
特にフェアリーキラーであると同時にフェアリーの良き相方である鋼タイプの数は多く、使用率ランキング上位には鋼タイプが多数。
鋼&毒の双方に対して有効打を持つ草タイプであるというのはメガフシギバナとの比較に限らず、草毒タイプ全体で見ても貴重な個性です。
ロズレイドを取り巻く環境:水/電気タイプのトップメタの変化
メガフシギバナの強みは多々あれど、一つは特性により炎氷等倍の草として水や電気への役割が安定することです。
単純な特殊耐久指数においてチョッキロズレイド>メガフシギバナであっても、この耐性の違いにより特殊水電への役割という面に絞ってもロズレイドはメガフシギバナの後塵を拝す形になっていました。
しかし第7世代の水/電気のトップメタ筆頭であるカプ・レヒレやカプ・コケコは一致フェアリー技を扱える分氷技の採用率は低め。
また、電気タイプで採用率の高い霊獣ボルトロスも、命の球持ちが減少しデンキZやカクトウZ持ちが増加。格闘半減のロズレイドにとって球持ちより対処しやすい個体が増えたのは嬉しいところ。
さらに、くさむすびがほぼ効かないウォッシュロトムの減少と、くさむすびが有効なカバルドンの増加はテクニくさむすびというロズレイドの個性を発揮しやすい環境と言えそうです。
総じて、炎氷弱点が気にならない役割対象の増加はロズレイドにとって追い風です。
総評
ファイアローの激減、フェアリー環境、テクニめざパが刺さる対象の増加…。
王冠という厳選環境の変化も含め、かつてないほどにロズレイドにとって噛み合いのいい環境だと思います。
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