アイアントの基本情報
虫鋼タイプの中では唯一の高速アタッカー。小さい割にパワフルなかわいいやつ。対特殊の紙っぷりと不安定さはご愛敬。
アイアント
種族値
58 | 109 | 112 | 48 | 48 | 109 |
特性:むしのしらせ/はりきり/なまけ
タイプ:むし/はがね
4倍 | ほのお |
2倍 | |
等倍 | みず/でんき/かくとう/じめん/ひこう/いわ/ゴースト/あく |
1/2 | ノーマル/こおり/エスパー/むし/ドラゴン/はがね/フェアリー |
1/4 | くさ |
無効 | どく |
アイアントの調整・技構成
特性 | はりきり |
性格 | ようき(S↑C↓) |
持ち物 | イワZ |
努力値 | A252 D28 S228 |
特性は火力を求めてはりきり。イワZと合わせて多くの相手を屠れます。
Sは準速メガボーマンダ抜き。ズガドーンやゴウカザルを意識するなら最速でOK。余りはDに振ることで特殊技をぎりぎり耐えられることも。
技 | 備考 |
アイアンヘッド | 威力120命中80。タイプ一致技。 |
ストーンエッジ | 威力100命中64。Z技化で一発限り威力180の必中技に。 |
みがわり | 今回の型の要。 |
つめとぎ | 一度積めばエッジの命中も85%に。 |
ダメージ計算
与ダメージ
アイアンヘッド
H振りバンギラスに81.1~96.6%
H振りカプ・ブルルに91.5~108.4%(43.7%の乱数1発)
H振りマンムーに100.4~118.8%(確定1発)
無振りガブリアスに51.3~61.2%(確定2発)
Zストーンエッジ
H60振りメガバシャーモに100.0~117.7%(確定1発)
H振りメガリザードンXに134.0~158.9%(確定1発)
H振りヒードランに65.6~77.2%(確定2発)
一積みでH振りヒードランに97.9~115.6%(87.5%の乱数1発)
※テッカグヤへのダメージもヒードランとほぼ同じ
いかく込みH4振りメガボーマンダに85.3~101.7%(12.5%の乱数1発)
いかく込みH振りギャラドスに108.9~128.7%(確定1発)
被ダメージ
対物理
補正無A252振りガブリアスの地震 58.6~69.9%(確定2発)
補正有A252振りカプ・ブルルのフィールド下ウッドハンマー 28.5~33.8%(1.9%の乱数3発)
補正無A252振りメガボーマンダのすてみタックル
対特殊
補正有C252振りメガフシギバナのギガドレイン 21.0~24.8%(確定5発)
※アイアントの身代わりが高確率で壊れない
無振りクレセリアのサイコキネシス 24.8~30.0%(99.9%の乱数4発)
補正有C252振りカプ・テテフのフィールド下サイコキネシス 78.9~93.9%(確定2発)
アイアントの考察・立ち回り
カミツルギにはない岩技で炎や飛行を返り討ち、Zクリスタルと爪とぎではりきりのデメリットの軽減、身代わりで立ち回り上のリスクの回避を狙った形。
考察1:Z岩技による奇襲
多くの炎タイプよりもアイアントのほうが素早く、Z技化することで確定1をとれる相手も多い。
例えばリザードンの進化先がどちらであっても確定1発。後述しますが身代わりと合わせてバシャーモを突破できる可能性も生まれます。
また、一部の飛行タイプもZエッジ(+つめとぎ)で突破可能。
考察2:身代わりによるリスク回避
有利対面時(メガフシギバナ等)…めざ炎の有無の確認、とりあえずの眠り粉や電磁波の回避、相手が交代した場合ももちろん身代わりを残して後続と対面できる。上手く身代わりをはれれば爪とぎのチャンスに。
対バシャーモ…先発対面時などで守る読み身代わりが決まれば非常においしい。メガバシャーモならH60振りまでZストーンエッジで確定1発。耐久に厚い場合でもフレドラ反動やゴツメの圏内にはなる。
また、ボーマンダやヒードラン(テッカグヤ)の後出しに対して身代わりをはれた場合、相手の型や行動次第では返り討ちにできることもあります。
例1)対ボーマンダ
1ターン目:相手ボーマンダに交代(いかくでA↓)、アイアント身代わり
2ターン目:メガシンカ→じしんで身代わり破壊、アイアントはZストーンエッジ(H4振りメガマンダに12.5%の低乱数1発)
3ターン目:準速メガマンダなら上から追撃、最速すてみなら反動で相打ち。
※2ターン目に相手のマンダに身代わりされた場合や、おんがえしや羽休め、炎技持ちは無理。あくまで突破の可能性がゼロではないだけ。
例2)対ヒードラン・テッカグヤ(努力値振りが同じならこの2体の耐久は同じくらい)
1ターン目:相手ヒードラン(テッカグヤ)に交代、アイアント身代わり
2ターン目:アイアント爪とぎ、ヒードラン(テッカグヤ)攻撃技で身代わり破壊
3ターン目:アイアントのZストーンエッジでH振りヒードラン(テッカグヤ)を高乱数1発(87.5%)
※Zエッジ+通常エッジでも倒せるが、その場合は通常エッジの命中64%なのでより厳しい。
考察3.つめとぎの枠について
この育成論では身代わり搭載により積むチャンスを作りやすい&Z技との相性がいいためつめとぎにしましたが、他の技候補について。
攻撃技ならはりきりの影響を受けないハサミギロチンや、ナットレイやバンギへの打点となるばかぢから、身代わりと合わせてギルガルドに抵抗できるかみくだく。
補助技なら適当に使っても強いでんじはや、身代わりを引き継げるバトンタッチあたり有用そうです。
総評
カミツルギという思わぬライバルの登場は痛いものの、攻撃範囲においてはどうにか独自性を保ったアイアント。
小さいけれどパワフルで可愛いポケモンです。
その他のポケモンの育成論一覧はこちら
むしタイプの育成論一覧はこちら
はがねタイプの育成論一覧はこちら