目次
ミノマダム(すなちのミノ)の種族値/特性/弱点
最終進化ポケモンの中では唯一の虫地複合タイプ(進化前も含むとツチニンも該当)。その耐性はなかなか優秀。オッカの実を持たせることで炎に打ち勝つ虫にもなれますが、今回はチョッキを着せて電気を倒す虫としての考察。
ミノマダム(すなちのミノ)
種族値
60 | 79 | 105 | 59 | 85 | 36 |
特性:きけんよち/ぼうじん
タイプ:むし/じめん
4倍 | |
2倍 | ほのお/みず/こおり/ひこう |
等倍 | ノーマル/くさ/エスパー/むし/いわ/ゴースト/ドラゴン/あく/はがね/フェアリー |
1/2 | かくとう/どく/じめん |
1/4 | |
無効 | でんき |
ミノマダムの調整・技構成
特性 | ぼうじん |
性格 | いじっぱり(A↑C↓) |
持ち物 | とつげきチョッキ |
努力値 | H252 A252 D4 |
粉技を使うポケモンに対して特別有利というわけでもないですが、相手によっては地割れを複数回撃つことができるためぼうじんを選択。
火力が足りないので意地っ張りA特化で少しでも補います。素早さは無振りで56なので、最遅ギルガルドを下から叩くことができます。
技 | 備考 |
じしん | メインウェポン。 |
ロックブラスト | 対飛行タイプ。 |
ふいうち | 習得することをどれだけ知られているのか。 |
じわれ | メインウェポン2。 |
がむしゃら+ふいうちのコンボも可能ですが、がむしゃらを入れるとなるとどの技を外すか悩ましい…。
ダメージ計算
後日加筆
ミノマダム(すなちのミノ)の考察・立ち回り
以前作成した、チョッキニドキングの育成論の記事から引用。
ボルトロスを相手取るために格闘半減は大きな個性であり、地面タイプのうち格闘半減以下かつ氷2倍以下の耐性を持つ複合タイプは毒地、虫地、霊地、超地の4種類で、一撃技と先制技を備えるのはニドキングとミノマダム(砂地)のみです。
そう、ニドキングとミノマダム(砂地)のみなのです。
優秀な耐性と一撃技と先制技を持つミノマダムもニドキングに負けないぐらい活躍できるはず、と考察を開始します。
考察1:ミノマダムの問題点
まずはミノマダムを一撃技持ちチョッキ地面枠として運用する際の問題点から
問題点1:火力不足
ニドキングの育成論で触れた通り、電気無効格闘半減の耐性が輝くのはカクトウZ持ちの多いボルトロスの相手をするときです。
チョッキ持ちミノマダムに対してC特化霊獣ボルトロスのめざパ氷が確定3のため、後出し自体は可能です。
しかしH4振りボルトロスに対し、ロックブラストが1発あたり20.6%〜24.5%のダメージ。ふいうちは27.7%〜32.9%のダメージ。
急所を考慮しなければロクブラ3+ふいうちで乱数、ロクブラ4発+ふいうちで確定撃破と少し頼りないです。また、連続技を用いる都合上、回復きのみ持ちのボルトロスの突破は厳しくなります。
耐性とチョッキで受け出しは出来ても、遂行する上での火力不足は問題になりそうです。
霊獣ボルトロスのC特化きあいだま+めざ氷×2も耐えられるので、めざ氷や悪巧み以外に繰り出せれば基本的には殴り勝てます。
ちなみに、電気タイプ使用率トップであるカプ・コケコに関しては眼鏡マジカルシャイン(=抜群めざパ)も2耐えでき、返しの地震で無振りコケコに確定一発を取れるため、コケコに対しては役割を持てると見て良さそうです。ブレバコケコとかは知りません。
問題点2:一撃技の扱いにくさ
ミノマダムの一撃技は他のチョッキ地面枠のそれと比べると使い勝手は良くないです。
例えばドリュウズとニドキングはメジャーなゴースト(ミミッキュ/ギルガルド/ゲンガー)の後出しは相性上されにくく、流し際のつのドリルが通りやすいです。
マンムーの一撃技はじわれのため地震と範囲が重なりますが、飛行タイプやふゆうドラゴンにはタイプ一致の氷技で牽制できます。
問題のミノマダムの一撃技はじわれであり、飛行へ通るサブウェポンはロックブラスト程度のために浮いているポケモンの受け出しを誘ってしまいます。また、鈍足故に上から行動回数を稼ぐことも難しく、一撃技の扱いにくさは随一です。
考察2:ミノマダムの独自点
ここまでミノマダムの問題点に多く触れましたが、ミノマダムならではの強みも当然存在します。
独自点1:ぼうじんによる粉技耐性
A特化キノガッサのテクニタネマシンガンは乱数4発であり、ミノマダムからの有効打も乏しいものの、ふいうちが通ればタスキ潰し程度の仕事はできます。
メガフシギバナのめざ炎はC特化で確定3のため、耐久型相手なら後出しからじわれにかけることも十分可能。
最もぼうじんが活きやすいのは対ビビヨンで、眠り粉読みで繰り出し、暴風を耐えてロックブラストで突破です。
連続技で遂行できるため、後出し時に身代わりをされた場合も3発出てくれれば突破できるのは優秀です。
ただし、ぼうじんの個体を用意するのが面倒くさいという難点も…。
独自点2:地面半減耐性
地面タイプの最終進化ポケモンのうち、格闘半減かつ地面半減以下の耐性を持つポケモンはミノマダム(砂地)、ネンドール、グライオン、ランドロスの4体です。
4倍弱点を持たず、ネンドールほど多弱点ではないミノマダムは優秀な耐性を持っていると言えるでしょう。他の3体と違い地面技を透かすことはできないものの、接地しているということは各種フィールドの恩恵を受けられるということでもあります。
地面半減は地面弱点のニドキングやドリュウズとの大きな差別化点でもあり、相性のいいパーティが変わってきます。
特にヒードランやエンペルト、岩タイプとの並びに置いて地面格闘の一貫を作らないミノマダムは優秀です。
総評
耐性と技は優秀であり、十分戦っていけます。
マイナーポケモン故にとりあえずの挑発や粉技が飛んで来たら儲けもの。
根底に数値不足の問題があるのは確かなので、独特な耐性が活かせるような並びのパーティを作れるかが肝になりそうです。
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