ハギギシリの基本情報
物理エスパーとしては何気にトップクラスの火力を秘めたお魚さん。
ハギギシリ
種族値
68 | 105 | 70 | 70 | 70 | 92 |
特性:がんじょうあご/ビビットボディ/ミラクルスキン
タイプ:みず/エスパー
4倍 | |
2倍 | でんき/くさ/むし/ゴースト/あく |
等倍 | ノーマル/どく/じめん/ひこう/いわ/ドラゴン/フェアリー |
1/2 | ほのお/みず/こおり/かくとう/エスパー/はがね |
1/4 | |
無効 |
ハギギシリの調整・技構成
特性 | がんじょうあご |
性格 | ようき(S↑C↓) |
持ち物 | こだわりスカーフ |
努力値 | A252 D28 S228 |
特性は火力を求めてがんじょうあご。
こだわりスカーフでスカーフ準速ガブリアスを抜くために陽気S228振りです。
これによりスカーフ準速100族(1加速メガバシャ、1舞ウルガモス)の上も取ることができます。
余りはDに振ることでダウンロード対策になると同時に、補正無しカプ・テテフのシャドーボールを確定で耐えられるようになります。
技 | 備考 |
サイコファング | 最大火力。バシャへの相性も含め壁張バトン構築に強め。 |
たきのぼり | スカーフと相性のいい怯み効果。火力を求めるならアクアテールに。 |
かみくだく | 対エスパー。耐久エスパーの突破には追加効果を引く必要がある。 |
こおりのキバ | 四倍相手に。 |
ダメージ計算
後日加筆。
ハギギシリの考察・立ち回り
こんな見た目で物理エスパーとしてはトップクラスの火力の持ち主。
考察1:他の物理エスパーとの比較
下表は物理エスパーの火力比較です。
ポケモン | 技 | 火力指数 | 持ち物 | S種族値 |
メガチャーレム | しねんのずつき | 40080 | メガ石 | 100 |
メガメタグロス | しねんのずつき | 33696 | メガ石 | 110 |
ハギギシリ | サイコファング | 32895 | 自由 | 92 |
チャーレム | しねんのずつき | 29520 | 自由 | 80 |
メタグロス | しねんのずつき | 24600 | 自由 | 70 |
※全てA特化で計算
強い。メガ勢にはさすがに及びませんが、メガメタグロスに近い火力です。
もちろんハギギシリはここから持ち物による火力の伸びしろがあり、鉢巻サイコファングの火力は49342となりメガチャーレムの火力を大きく上回ります。(ただしメガチャーレムは猫だましでダメージの上乗せができ、メガチャーレムの猫+思念>鉢巻ファング)
が、今回伸ばすのは火力ではなく素早さです。S種族値92というのは準速スカーフ勢を抜く上では絶妙な速さなのです。
環境に多くいるスカーフ持ちと言えばランドロス(91族)、カプ・テテフ(95族)、ボルトロス(101族)、ガブリアス(102族)といった面々。
また、加速メガバシャーモや蝶舞ウルガモスといったS上昇手段を持つメンツには100族が多く存在します。
彼らは最速で調整されている個体ももちろんいるものの、スカーフや特性、積み技で速度を補う場合は控えめや意地っ張りにして火力を伸ばす、所謂準速の調整個体も多いです。
ここで素早さの実数値を比較してみましょう。
最速92族(158)>準速102族(154)>準速95族(147)>最速80族(145) ※カッコ内は実数値
そうなのです。ハギギシリは素早さに補正をかけることで準速スカーフ激戦区を上回る速さを手に入れることができるのです。
これは持ち物固定のメガ勢や、素早さの遅いチャーレム&メタグロスにはなしえないことです。
考察2:他のスカーフ持ちとの比較
スカーフハギギシリの役割としては他のスカーフ持ち同様、奇襲と相手が消耗した終盤の掃除役です。
他のスカーフ持ちと比べた場合のハギギシリの差別化点としては
・メガメタグロスに肉薄する高いエスパー打点。マイナー故に認知度も低い。
・サイコファングの壁破壊効果による壁構築へのメタ性能。
・ビビットボディの存在により、こちらの特性がばれるまで若干ながら先制技を抑制できる。
といったあたりでしょうか。
総評
絶妙な素早さを持っているとはいえ、それが活かせるかは環境トップたちの素早さ調整にかかっている部分もありますが、マイナー故のマークの緩さと意外な火力でなかなかのポテンシャル。
ここまで書いてから思いましたが、最速スカーフランドロスに負けないようにSは全振りでいいような気も。
その他のポケモンの育成論一覧はこちら
みずタイプの育成論一覧はこちら
エスパータイプの育成論一覧はこちら