ジジーロンの種族値/特性/弱点
固有タイプかつ専用特性持ちの老龍。非メガシンカの一般ドラゴンの中では最高の特攻を持ち、反面素早さはバクガメスと並びドラゴンタイプ最低値。オンリーワンやナンバーワンを多く抱える個性の塊です。
ぎゃくじょう+めいそう+はねやすめで粘りながら特攻を高める型がメジャーなようですが、今回は高速化する環境に適応すべく最速追い風ジジーロン。名付けて、動けるジジイ型ジジーロン。
ジジーロン
種族値
78 | 60 | 85 | 135 | 91 | 36 |
特性:ぎゃくじょう/そうしょく/ノーてんき
タイプ:ノーマル/ドラゴン
4倍 | |
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2倍 | かくとう/こおり/ドラゴン/フェアリー |
等倍 | ノーマル/どく/じめん/ひこう/エスパー/むし/いわ/ゴースト/あく/はがね |
1/2 | ほのお/みず/くさ/でんき |
1/4 | |
無効 | ゴースト |
※特性「そうしょく」の場合、くさ無効
ジジーロンの調整・技構成
特性 | ぎゃくじょう |
---|---|
性格 | おくびょう(A↓S↑) |
持ち物 | きあいのタスキ |
努力値 | C252 D4 S252 |
おくびょうCSぶっぱ。
Sの実数値は96で無振り75族抜き。追い風後は最速122族(ゲッコウガ)抜き。
耐久調整+オボンとも迷いましたが、H振りだけではメガボーマンダのすてみや眼鏡コケコのマジシャといった攻撃は耐えられないため、確実性を重視してのタスキ。
タスキはぎゃくじょうと相性がよく、C上昇と優秀な技範囲で襷カウンター的な運用が可能になります。相手によっては追い風を挟むことで単なるカウンター以上の動きも可能です。
技 | 備考 |
---|---|
ハイパーボイス | 身代わり貫通の一致技。 |
りゅうせいぐん | 最大打点。りゅうのはどうと選択。 |
だいもんじ | 対鋼技。かえんほうしゃと選択。 |
おいかぜ | 逆上しつつS逆転。 |
一致技+対鋼技の構え。
りゅうせいぐんはりゅうのはどうと選択ですが、ボルトロス等を対面から突破するためにはりゅうせいぐんの火力が欲しいです。
S逆転手段としてへびにらみも覚えます。抜ける範囲は同じですが、4ターンの味方後続含む強化と相手単体の永続弱化では一長一短。
今回は逆上と合わせてC↑S↑↑の擬似積み技として追い風採用です。電気タイプやラム持ち相手でも使えるのもへびにらみにはない利点です。
構成上ミミッキュやヒードラン、バンギラスは厳しいため引きましょう。後者2体はきあいだまの搭載で対抗することも可能です。
覚える技が非常に豊富なため、運用しながらカスタマイズしていく必要がありそうです。
ダメージ計算
与ダメージ
ハイパーボイス(通常/逆上発動後)
H4振りメガボーマンダに
50.8%〜60.2%/75.4%〜89.4%
H20振りアーゴヨンに
67.5%〜80.1%/101.3%〜119.8%
無振りゲッコウガに
71.4%〜84.3%/106.1%〜125.1%
無振りカプ・コケコに
68.9%〜81.3%/103.4%〜122%
りゅうせいぐん(通常/逆上発動後)
無振りガブリアスに
141.3%〜167.3%/211.9%〜251%
H4振りメガボーマンダに
147.3%〜173%/217.5%〜257.3%
H4振りボルトロスに
87.7%〜104.5%/132.2%〜156.7%
りゅうのはどう(通常/逆上発動後)
無振りガブリアスに
92.8%〜111.4%/138.7%〜165%
H4振りメガボーマンダに
95.9%〜113.4%/143.8%〜169.5%
H20振りアーゴヨンに
128.4%〜152.3%/190.7%〜226.4%
だいもんじ(通常/逆上発動後)
H252振りギルガルド(盾)に
55%〜65.8%/81.4%〜97%
H252振りメガクチートに
86.6%〜101.9%/128.6%〜151.5%
H252振りメガハッサムに
146.8%〜174%/216.9%〜257.6%
H252振りナットレイに
125.9%〜150.2%/187.8%〜223.2%
無振りメガメタグロスに
77.4%〜91.6%/116.1%〜136.7%
ジジーロンの考察・立ち回り
個性は光るもののマイナードラゴンなジジーロン。まずは特性の説明から。
特性「ぎゃくじょう」について
「HPが1/2以上の状態から攻撃を受けて1/2以下になった時、とくこうを1段階上昇させる」特性。
毒や火傷、ステロやまきびし、みがわりの使用や命の球のダメージ等のスリップダメージで半分以下になった場合は発動しません。
また、オボンのみや混乱実は「ぎゃくじょう発動→きのみで回復」という処理になり、再度HPが半分を切った場合は再びぎゃくじょうが発動します。
攻撃を受けてぎゃくじょう発動→はねやすめで回復を繰り返すことで何度も発動させることも可能であり、PGLを見る限りめいそう+はねやすめで居座りぎゃくじょうを何度も発動させる型が最メジャーのようです。
タスキを持たせることで大火力や弱点技も耐えて逆上を発動させることができます。がんじょう+弱点保険と似た戦法ですが、こちらは上昇量で劣る代わりに弱点技以外でも発動可能です。
おいかぜジジーロンについて
おいかぜ前でも無振り75族抜きであり、鈍足ポケモンに奇襲をしかけることができます。
おいかぜが生きるのは霊獣ボルトロスやカミツルギ、アーゴヨン、メガボーマンダといった先制技を持たない(ことが多い)高速アタッカーとの対面。
おいかぜ(襷で耐えて逆上発動)→上から一撃という流れができれば理想です。
へびにらみでも対面処理までは同じような流れが可能ですが、対面処理で終わりがちなへびにらみと異なり、追い風状態で突破できれば相手後続へ一撃加えやすいほか、味方においかぜを託す選択肢を持てるのが利点です。
逆にゲッコウガのような先制技の所持率が高い高速アタッカーやスカーフ持ちの多いガブリアス等にはタスキカウンター感覚で後攻攻撃orおいかぜだけして交代など立ち回りに工夫が求められます。
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